日付2016/08/31
カンボジア
SCS Global Consulting (Cambodia) Co., Ltd.
【税務総局による立入検査について】
2016 年7 月21 日、経済財政省より2016 年8 月から税務総局がプノンペン市内の全ての会社に立入検査することが公表されました。立入検査に際し、経済財政省は会社所有者またはダイレクターに下記の資料を提示することを求めています。
・既に経済財政省に税務登録を行っている会社
‐パテントおよびVAT Certificate
‐直近の月次・年次の税務申告書の控え書類
‐事務所の水道光熱費の請求書
・経済財政省への税務登録を行っていない会社
‐会社所有者の身分証明書、パスポート、ファミリーブック、居住証明
‐商業省登記証明書
‐個別の営業ライセンス
‐事務所の賃貸借契約書および事務所家賃の領収書
‐事務所の水道光熱費の請求書
今回の通知では、税務登録をしていない会社であってもペナルティは課されず事業活動を停止させられるようなこともない旨併せて言及されています。
カンボジアでは税務登録をせず事業を行っている会社が多く、カンボジア政府は税金の徴収体制に課題を残しています。経済財政省はプノンペン市内の全ての会社の税務登録状況を把握し、今後カンボジア国内法人に税務総局のルールを順守させ、税金の徴収体制の改善ひいてはカンボジアへの投資環境の改善のために動いていくものと思われます。
※本文より一部抜粋
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